3日目(講義+ワークショップ) なんと未来創造塾

なんと未来創造塾

3日目を開催しました

自分と地域の結び直し方を探す一日

 今回も新しい試みとして、富山”Re-Design”ラボの研究員の皆さんと塾生が一緒に、「自分と地域の結びなおし方を探す一日」と題して、講義+ワークショップを開催しました。
 今回は、富山大学地域連携戦略室講師で、富山”Re-Design”ラボの運営を担っておられる嶋尾かの子氏に進行していただきました。
 研究員の皆さんは、修了生も加えて9名にお越しいただき、塾生と南砺市のこと、富山県のこと、移住に関することなど、にぎやかに幅広く意見交換していただきました。

 

講義「プレイス・ブランディング」

富山大学地域連携戦略室 講師 嶋尾 かの子氏

 今日は、南砺を盛り上げたいなんと未来創造塾生と、富山で役に立ちたい"Re-Design"ラボ研究員が一緒に学ぶ場となります。この2者は「鏡の関係」にありながら、共通の問いである「自分と地域をどう結び直すか」を探求している存在です。
 これからの地域のブランディングを考える際には、「地域を売り込む」旧来型マーケティングではなく、「地域の意味を共につくる」プレイス・ブランディングという考え方が大切です。
 プレイス・ブランディングの考え方では、ブランド価値を創造するための3つの重要な柱があります。
 1.アイデンティティ起点: その場所にある資産や強みに基づいていること
 2.共創: 行政任せにせず、住民が共に関わること
 3.物語: その土地に眠る物語が価値になること
 また、重要な視点として、「当たり前は外から見ると価値に映る」ということも大切な点です。内部の人間には見えにくい地域の強みが、外部の視点からは価値として認識されることが多いのです。
 今日の午前中は、研究員たちは南砺市にある、南蟹谷地域づくり協議会、光徳寺、Honey&Cottonを視察し、南砺市に関する新たな視点を得ました。
 このあとは、プレイス・ブランディングの3つの柱に沿ってグループワークを進めます。新たに足すよりも、今あるものを結びなおすという視点で、話し合いましょう。

 

①見る-互いのあたりまえを知る

 対話を開く3つの約束は、「聞く」「問う」「面白がる」の3つです。

 始めに自己紹介をしましょう。

 続いて、南砺市に関することで、塾生は、外の人に驚かれること、仕方なく受け入れていることについて、研究員は今日の視察で驚いたことについて、付箋に書き出して紹介し合いましょう。

 

 このワークを通じて、内部からは気づきにくい地域の特性や魅力が浮き彫りになりました。

 

②見つける-その中の価値を掘り起こす

 前のワークで出た「当たり前」について、「見方を変えれば誰かの役に立つ価値になるか」という視点で議論を深めましょう。

  

 ギャラリーウォークやグループ再編なども行い、多くの視点が得られました。得られた視点から、新たな価値やそれが役立てられるのは誰なのか、などについてさまざまな意見が出ました。

 

③聞いてみる―問いかけを手渡す

 最後の対話では、問いを自分自身に向け、「なぜ自分はこの地域・仕事に関わっているのか」を語り合いましょう。
 事前に、それぞれが、他のグループの人たちに考えてほしい問いかけを作ります。そのあと、一人ずつ、自分がこの仕事・この地域に関わっている理由を発表し、それに対してグループ内のみんなが先に考えておいた問いを投げかけ、発表者は問いに対して時間をかけずに答えてください。ラピッドファイヤーというやり方です。
 この方法は、思考の瞬発力を鍛え、思考の奥にある本音や直感的な答えを引き出すことを目的としています。

 

 この対話を受けて、塾生・研究員は、帰り道でも考え続けたくなった問いを受け取り、さらに明日から取り組んでみたいこと、考え続けたいことについて考えを深めることとなりました。

 


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